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圓佛教

新時代の宗教

新時代の宗教

      圓佛教は、1916年、25才の青年少太山大宗師(朴重彬、1891ー1943)の大覚によって開教された新時代の新しい宗教です。

    教祖の少太山大宗師は、韓国全羅南道霊光で生まれ、幼い時から独自の厳しい求道生活を続けて、ついに宇宙の真理を悟られました。大宗師は大覚を得た後、世界の人心を観察し、物質の勢力は日に日に盛んになるも精神道徳の危機は日に日にせまり、その救済事業を施すことが緊要であると痛感し、「物質が開闢される、精神を開闢しよう」という標語を掲げて教門を開かれました。そして、人類救済を闡明されました。 

  1917年の世界的な大混乱の時に、大宗師は最初の9人弟子とともに、佛法研究会貯蓄組合を創設し、虚礼廃止・迷信打破・昼耕夜誦・文盲退治・勤倹節約などを推進し、人類救済の教化の場を開かれました。

  1919年の韓国の3·1独立運動を、「開闢のための輓歌」とおっしゃり、霊光の白岫海岸に干拓工事を設けることによって、霊肉を双全し、工夫(修道)と事業を並行する新しい宗教の基本精神を実行し、仏法の時代化·生活化・大衆化の新しい宗教の基盤を立てられました。

  1924年、裡里市新龍洞の現在地に、圓佛教中央総部を置いて教団を設立し、本格的に一円の真理を宣布されました。

  以降、大宗師は、20余年間日本総督政治の数々の圧迫にもかかわらず教理訓練と事業拡張に努められ、ついに1943年に涅槃に入られました。

 

韓国・全羅北道裡里市(現在の益山市)に位置する圓佛教中央総部の全景

 

  同年、創設当初から九人の弟子の一人である鼎山宗師(宋圭、1900ー1962)が、宗法師の職に就任され、1945年の終戦とともに民族の解放を迎えると、佛法研究會を圓佛教に変更して宣布した後、大宗師の親撰である「正典」を発行されました。

  一方、解放によって外国から帰ってきた戦災同胞などのため、ソウル・釜山・裡里(現在の益山)等地でその救済事業を行い、また全国の各教堂ではハングル(韓国語)普及および民族文化宣揚運動を展開しました。 

  1962年、鼎山宗師の涅槃に当たり、大山宗法師(金大挙、1914ー1998)が後を継ぎ、大宗師の親撰である「正典」と言行録である「大宗経」を合わせ、本教の基本経典である「圓佛教経典」を発刊されました。

  1965年、仏教・儒教・カトリック・プロテスタント・天道教などとの6大宗教の対話を推進し、その因縁から韓国宗教人協議会が創設されました。

  1971年、開教半百年を迎え、大山宗法師は、「真理は一つ、世界も一つ、人類は一家族、世の中は一職場、開拓しよう一円世界」という大会標語を高く掲げて世界宗教としての役割をお誓いになりました。

  その後、国際教化と国際宗教者会議などに力を注ぎました。1980年には、大山宗法師は世界宗教連合機構(U.R.=United Religions)の創設を提唱され、新時代の新しい宗教として広大無量たる楽園建設へと力強く前進しています。

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